もっと知りたい交流史 〔教材〕世界とつながる山田グスク(小4)

タイトル世界とつながる山田グスク
キーワード貿易陶磁器ぼうえきとうじき青磁せいじ白磁はくじ)、琉球王国の海外交易(中継貿易ちゅうけいぼうえき)、歴代宝案れきだいほうあん
説明〔ねらい〕
・身近な文化財(山田グスク・歴代宝案等)を通じて地域の歴史を考える
・山田地域の歴史を世界とのつながりから学ぶ
〔内容〕
 本教材は2023年2月に沖縄県国頭郡恩納村立山田小学校で行った特設授業の内容をもとに作成したものである。
 沖縄県内に数多く存在するグスクや遺跡(*文化財)から出土する貿易陶磁器ぼうえきとうじきとよばれる、主に中国で生産された青磁せいじ白磁はくじを題材に、ふだん見なれている地域が、14~16世紀に琉球王国が展開した海外交易(中継貿易ちゅうけいぼうえき)の一端をにない、影響を受けていたことを考えるとともに、海外諸国との外交文書を集成した歴代宝案れきだいほうあんの内容を重ねることで、地域と世界のつながりを学ぶ内容となっている。
 本教材は恩納村で実施したものをもととするが、県内の多くの地域で同様に貿易陶磁器など海外交易を物語る発掘物は確認されている。発掘品は、主に地域の教育委員会の施設や博物館などに収蔵されており、関係機関と連携することで、実際の発掘品を「見る、触る、観察する」ことが可能である。
 児童の発達段階や授業での取り上げ方などにより、身近な地域の歴史を主体的に学ぶ機会となるとともに、それらが世界とどのようにつながっていたのか、体験と「問いかけ」から考えることを想定している。
公開日2023年3月29日
学校種別小学校(4年)
教科・領域等    社会科
総合的な学習の時間
公開資料〔教員用〕
・授業プランシート(90分):PDF Word
・授業用スライド(展開①):PDF
・授業用スライド(展開②):PDF
〔生徒用〕
・ワークシート:PDF Word
作成者山田浩世
参考文献・資料       沖縄県立図書館史料編集室(編)『歴代宝案 訳注本第1冊』沖縄県教育委員会、1994年
沖縄県教育庁文化財課史料編集班『歴代宝案の栞』沖縄県教育委員会、2018年
沖縄県立埋蔵文化財センター『平成21年度首里城京の内跡出土品展:大型青磁が彩る緑の空間』沖縄県立埋蔵文化財センター、2010年
恩納村教育委員会『山田グスク』恩納村教育委員会、1990年
恩納村教育委員会 『恩納村文化財調査報告 12:山田グスク』恩納村教育委員会 、2013年
その他国指定史跡 山田城跡(恩納村HP)
授業プランシート
ワークシート
授業用スライド(展開①)
授業用スライド(展開②)