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資料詳細
- 資料ID.
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- 資料種別
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- 資料名
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- 歴代宝案巻号
- {{ryu_data.f10}}集 {{ryu_data.f11}}巻 {{ryu_data.f12}}号
- 著者等
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- タイトル
- 中国暦
- {{ryu_data.f17}}年 {{ryu_data.f18}}月 {{ryu_data.f19}}日
- 西暦
- {{ryu_data.f13}}年 {{ryu_data.f14}}月 {{ryu_data.f15}}日
- 曜日
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- 差出
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- 宛先
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- 文書形式
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- 書誌情報
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- 関連サイト情報
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- 訂正履歴
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- 備考
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テキスト
三十一 瓦奉行例帳
目録
一与那覇堂瓦屋よ里聞得大君御殿御茶屋首里殿内儀輔殿内江瓦持例之事
一同所より天王寺高所囲内江右同
一同所より玉御殿天界寺加冶奉行所江右同
一同所より安国寺御客屋真壁殿内めつら御嶽江右同
一同所より慈眼院観音堂江右同
一同所より神応寺遍照寺弁之御嶽江右同
一同所より神宮寺江右同
一同所より龍福寺に右同
一美栄地瓦屋より首里中江右同
一同所より天久寺江右同
一同所より天尊江右同
一同所より久米村松尾塩焇(ママ)御蔵里主殿内両天妃江右同
一同所より神徳寺江右同
一同所より崇元寺壺屋江右同
一いろ行尺坪塩(拾カ)坪ぬり例之事
一家餅打之時壱坪之損瓦替例之事
一白壁ぬり替之時裏表ぬり壱坪取起ぬり替相済古餅持捨払除例之事
一座元より諸方江舂餅持例之事
一上葺ふき替之時損瓦壱坪例之事
一上葺取起條(修)甫之時損瓦壱坪例之事
一中葺ふき替之時損瓦壱坪例之事
一中葺取起條(修)甫之時損瓦壱坪例之事
一二重葺壱坪葺幷餅打例之事
一上葺ふき替之時壱坪瓦取卸瓦付候餅削落幷払除例之事
一御城御囲石垣壱坪餅打例之事
一壱坪之古ゑつり竹ニ而薪木成例之事
一雪之崎宗之崎より護国寺天尊江砂灰持例之事
一同所より崇元寺天久寺壺屋江右同
一同所より神宮寺江右同
一同所より神徳寺江右同
一同所より龍福寺江右同
一同所より弁之御嶽江右同
一同所より神応寺万寿寺江右同
一雪之崎宗之崎より里主殿内両天妃久米村松尾塩焇(ママ)御蔵江右同
一砂灰よりあめかい灰ニ成シ幷あめかい灰より舂餅成シ例之事
一仕上世瓦荷作例之事
一座元ニ而土壱積拵候而御城江持登せ例之事
一壺窯ぬり立例之事
一蓮小堀より土抜拵聞得大君御殿幷円覚寺江持越例之事
一同所より右同天王寺江持越例之事
一まし物城より赤土堀拵首里中江持越例之事
一大壺壱窯仕立請上納例之事
一中壺壱窯仕立請上納例之事
一中壺へし作り調焼例之事
一小壺へし作り調焼例之事
一かめかまへし作り調焼出例之事
一土壁地塗幷上塗例之事
一佐料定之事
一箒結仕立例之事
与那覇堂瓦家より聞得大君御殿御茶屋首里殿内儀輔殿内江瓦持例
一男女瓦百弐拾枚 上日用壱人夏
一同五拾枚 同壱人冬
一花髭瓦八拾枚 同壱人夏
一同六拾枚 同壱人冬
一大樋瓦五拾六枚 同壱人夏
一同四拾弐枚 同壱人冬
一敷瓦四拾枚 同壱人夏
一同三拾枚 同壱人冬
同所より天王寺高所囲内江瓦持例
一男女瓦百五拾枚 上日用壱人夏
一男女瓦百弐拾枚 上日用壱人冬
一花髭瓦百枚 同壱人夏
一同八拾枚 同壱人冬
一大樋瓦七拾枚 同壱人夏
一(同脱カ)五拾六枚 同壱人冬
一敷瓦五拾枚 同壱人夏
一同四拾枚 同壱人冬
同所より玉御殿天界寺加冶奉行所江瓦持例
一男女瓦百八拾枚 上日用壱入夏
一同百五拾枚 同壱人冬
一花髭瓦百弐拾枚 同壱人夏
一同百枚 同壱人冬
一大樋瓦八拾四枚 同壱人夏
一大樋瓦七拾枚 上日用壱人冬
一瓦六拾枚 同壱人夏
一同五拾枚 同壱人冬
同所より安国寺御客屋真壁殿内めつら御嶽江瓦持例
一男女瓦弐百四拾枚 上日用壱人夏
一同弐百拾枚 同壱人冬
一大樋瓦百拾弐枚 同壱人夏
一同九拾八枚 同壱人冬
一同花髭瓦百六拾枚 同壱人夏
一同百四拾枚 同壱人冬
一敷瓦八拾枚 同壱人夏
一同七拾枚 同壱人冬
同所より慈眼院観音堂江瓦持例
一男女瓦四百八拾枚 上日用壱人夏
一同四百弐拾枚 同壱人冬
一花髭瓦三百弐拾枚 同壱人夏
一同弐百八拾枚 同壱人冬
一大樋瓦弐百弐拾四枚 同壱人夏
一同百九拾六枚 同壱人冬
一敷瓦百六拾枚 同壱人夏
一同百四拾枚 同壱人冬
同所より神応寺遍照寺弁之御嶽江瓦持例
一男女瓦九拾枚 上日用壱人夏
一同六拾枚 同壱人冬
一花髭瓦六拾枚 同壱人夏
一同四拾枚 同壱人冬
一大樋瓦四拾弐枚 上日用壱人夏
一同弐拾八枚 同壱人冬
一敷瓦三拾枚 同壱人夏
一同弐拾枚 同壱人冬
同所より神宮寺江瓦持例
一男女瓦三拾枚 上日用壱人〈夏/冬〉
一花髭瓦弐拾枚 同壱人右同
一大樋瓦拾六枚 同壱人右同
一敷瓦拾弐枚 同壱人右同
同所より龍福寺江瓦持例
一男女瓦六拾枚 上日用壱人〈夏/冬〉
一花髭瓦四拾枚 同壱人右同
一大樋瓦三拾弐枚 同壱人右同
一敷瓦弐拾四枚 同壱人右同
美栄地瓦家より首里中江瓦持例
一男女瓦九拾枚 上日用壱人夏
一同六拾枚 同壱人冬
一花髭瓦六拾枚 同壱人夏
一同四拾枚 同壱人冬
一大樋瓦四拾弐枚 同壱人夏
一同弐拾八枚 同壱人冬
一敷瓦三拾枚 同壱人夏
一同弐拾枚 同壱人冬
同所より天久寺江瓦持例
一男女瓦百五拾枚 上日用壱人夏
一同百弐拾枚 同壱人冬
一花髭瓦百枚 同壱人夏
一同八拾枚 同壱人冬
一大樋瓦七拾枚 上日用壱人夏
一五拾六枚 同壱人冬
同所より天尊江瓦持例
一男女瓦百八拾枚 上日用壱人夏
一同百五拾枚 同壱人冬
一花髭瓦百弐拾枚 同壱人夏
一同百枚 同壱人冬
一大樋瓦八拾四枚 同壱人夏
一同七拾枚 同壱人冬
同所より久米村松尾塩焇(ママ)御蔵里主殿内両天妃江瓦持例
一男女瓦弐百四拾枚 上日用壱人夏
一同弐百拾枚 同壱人冬
一花髭瓦百六拾枚 同壱人夏
一花髭瓦百四拾枚 上日用壱人冬
一大樋瓦百拾弐枚 同壱人夏
一同九拾八枚 同壱人冬
一敷瓦八拾枚 同壱人夏
一同七拾枚 同壱人冬
同所より神徳寺江瓦持例
一男女瓦弐百拾枚 上日用壱人夏
一同百八拾拾(枚) 同壱人冬
一花髭瓦百四拾枚 同壱人夏
一同百弐拾枚 同壱人冬
一大樋瓦五拾八枚 同壱人夏
一同八拾四枚 同壱人冬
同所より崇元寺壺屋江瓦持例
一男女瓦三百枚 上日用壱人夏
一男女瓦弐百七拾枚 上日用壱人冬
一花髭瓦弐百枚 同壱人夏
一同百八拾枚 同壱人冬
一大樋瓦百四拾枚 同壱人夏
一同百弐拾六枚 同壱人冬
一敷瓦百枚 同壱人夏
一同五拾枚 同壱人冬
いろ行尺坪拾坪ぬり例
一あめかい砂灰弐斗五升
一砂官弐分
一上日用四分四り
但餅舂幷細工手叶払除ニ入
家餅打之時壱坪之損瓦替例
一瓦弐枚
但男女之差分ケ奉行印形を以可差通事
白壁ぬり替之時裏表ぬり壱坪取起ぬり替相済右餅捨払除例
一上日用弐分
内五り表ぬり之時引入
座元より諸方江舂餅持越例
但壱石内此例壱石以上之御仕事を各於場所例表舂拵可相用候尤依場所難舂調所者格別之儀候間壱石以上者以印紙可差通事
一舂餅壱斗五升 上日用壱分
但御城中幷天王寺天界寺江
一同五斗弐升五合 上日用壱分
但円覚寺弁才天堂高所囲内江
一舂餅三斗七升五合 上日用壱人
但遍照寺神徳寺神応寺崇元寺江
一同三斗壱升弐合五勺 上日用壱人
但龍福寺聖現寺江
一同壱石 上日用壱人
但加治奉行所安国寺玉御殿江
一同八斗壱升弐合五勺 上日用壱人
但御茶屋観音寺慈眼院江
一同八斗七升五合 上日用壱人
但御客屋めつら御嶽真壁殿内江首里殿内儀輔殿内聞得大君御殿江
一同六斗弐升五合 上日用壱人
但弁之御嶽江
上葺ふき替之時損瓦壱坪例
一瓦六拾五枚
但男女之差分ケ奉行印形を以可差通事
上葺取起修甫之時損瓦壱坪例
一同五拾弐枚
但右同
中葺ふき替之時損瓦壱坪例
一同五拾五枚
但右同
中葺取起修甫之時損瓦壱坪例
一同四拾四枚
但右同
二重葺壱坪葺幷餅打例
但下地中葺相限り置申候若上葺不仕候間不叶所者其訳申出印紙可差通候尤下地上葺仕候共此例
一男瓦五拾五枚
一あめかい砂灰壱壱(ママ)弐斗五升
一わら小縄弐拾尋
但引縄幷あふたニ入
一瓦上細工六分四り
一上日用三人三分三り
但餅舂幷細工手叶ニ入
一瓦上細工壱分八り
一上日用九分
但弐行葺替之時下地迄瓦取卸瓦ニ付候古餅削落幷払除ニ入尤下地葺上葺中葺同断
一男瓦弐拾七枚
但二重葺替之時損瓦
一瓦七拾壱枚
但二重葺之下地中葺ふき替之時損瓦尤男女之差分ケ奉行以印形可差通事
一同八拾四枚
但右同上葺ふき替之時損瓦尤男女之差分ケ奉行印形を以可差通事
上葺ふき替之時壱坪瓦取卸瓦ニ付候餅削落幷払除例
但壱坪取起修甫之時同断
一瓦上細工七り
内壱り中葺之時引入
一上日用四分
内七り中葺之時引入
御城御囲石垣壱坪餅打例
一あめかい砂灰五斗五升
一わら小縄九尋
但あふた幷引縄ニ入道作縄除
一砂官三分四り
一上日用七分
一中日用三分四り
但弐行餅舂幷細工手叶ニ入
壱坪之古ゑつり竹ニ而薪木ニ成例
但加冶奉行所江入用有之候問役座江致問合入用無之候ハヽ右之段証拠書請取定代を以売払可致候尤古過候家者間ニ者ゑつり竹朽廃茂有之事候間右体之節者印紙を以可差通事
一古ゑつり竹薪木ニして壱合五勺
雪之崎宗之崎より護国寺天尊江砂灰持例
一砂灰壱石壱俵ニ付先かき弐斗五升入 上日用弐分夏
一同壱石 同弐分四り冬
同所より崇元寺天久寺壺屋江砂灰持例
一同壱石 上日用八分夏
一同壱石 同九分冬
雪之崎宗之崎より神宮寺江砂灰持例
一砂灰壱石 上日用五人五分〈夏/冬〉
同所より神徳寺江砂灰持例
一同壱石 上日用九分夏
一同壱石 同壱人冬
同所より龍福寺江砂灰持例
一同壱石 上日用四人〈夏/冬〉
同所より弁之御嶽江砂灰持例
一同壱石 上日用弐人四分夏
一同壱石 同弐人六分冬
同所より神応寺遍照寺江砂灰持例
一同壱石 上日用弐人弐分夏
一同壱石 同弐人四分冬
雪之崎宗之崎より里主殿内両天妃久米村松尾塩焇(ママ)御蔵江砂灰持例
一砂灰壱石 上日用五分夏
一同壱石 同五分七り冬
砂灰よりあめかい灰ニ成幷あめかい灰より舂餅成例
一砂灰壱石 あめかい砂灰ニして壱石
一あめかい灰壱石 舂餅ニして五斗
仕上世瓦荷作例
一わら小縄七尋
一ふとわら壱勺壱才
一上日用弐り
但三行男女瓦拾枚
一わら小縄六尋
一ふとわら壱勺壱才
一上日用弐り
但三行花髭瓦五枚
座元ニ而土壱積拵候而御城江持登せ例
一上日用八分夏
一同壱人冬
壺窯壱長拾弐間壱尺五寸口横内法六尺高三尺五寸鼻口横内法四尺五寸高三尺五寸塗立例
一壺上細工六拾三人四分
内
拾弐人七分地ふく上ケ
但塗替之時引入
六人九分土くなし
拾八人四分かまたゝき幷くた抜かま直せ
弐拾三人壱分かま塗立
弐人三分かまふすめ
一上日用五拾六人五分
内
三拾弐人三分土くなし
弐人三分窯くはい用之簾あミ
弐拾壱人九分細工手叶
内四人三分九り地ふく上ケ細工手叶ニ付塗替之時引入
一大薪木拾九束窯ふすめ
一真竹四束窯くはい用之簾あミ
一わら小縄弐拾けた水汲桶付緒幷簾あミあふた用
壺窯壱長拾三間四尺四横内法六尺高三尺五寸鼻口横内法四尺五寸高三尺五寸塗立例
一壺上細工七拾人五分
内
拾四人地ふく上ケ
但塗之時引入
七人七分土くなし
弐拾人五分窯たゝき□た抜窯直せ
弐拾五人七分窯塗立
弐人六分窯ふすめ
一上日用六拾三人
内
三拾六人土くなし
弐人六分窯くはい用之簾あミ
弐拾四人四分細工手叶
内四人八分五り地ふく上ケ細工手叶付塗替之時引入
一大薪木弐拾壱束弐合窯ふすめ
一真竹四束四合六勺窯くはい用簾あミ用わら小縄弐拾弐けた水汲桶付緒幷簾あミあふた用
大壺壱かま仕立請上納例
一大薪木四拾束
一割薪木弐拾四束
一上日用弐拾三人九り壱シ七才
但土六石五斗九升七合壱勺九才拵斤ニして四千百七拾八斤弐合弐勺石ニ付三人五分ツヽ
一同壱分五り
但薬取ニ入
一上日用六分
但砂取ニ入
一わら小縄壱けた
一炭壱斗八合
一上細工三拾八人壱分九毛四シ四才
内
弐拾三人壱分九毛四シ四才壺幷細物作りニ入拾五人右同二分格護窯積焼出ニ入
一中細工弐人
但窯焼積出ニ入
一下細工三人
但右同
一稽古上細工六人五分
但窯積焼出ニ入
一稽古中細工六人
但右同
一同下細工弐拾壱人五分
内
六人窯積焼出ニ入
拾五人五分細物作リニ入
一米弐升五合先
但勢頭壱人日数七日之時飯米
一分(銭)弐貫五百文
但右同故実
外雑きち弐本土取所松尾之内より切出済
右大壺壱窯仕立造用
一大壺三拾六本
拵土三石六斗
斤ニして弐千弐百八拾斤
上細工拾弐人
但壱人ニ而三本作り
内弐拾本上納
一中壺四拾本
拵土弐石四斗
斤ニして千五百弐拾斤
上細工八人
但壱人ニ而五本作り
内弐拾七本上納
一大徳利弐ツ
拵土五升
斤ニして三拾壱斤六合六勺七才
上細工弐分
但壱人ニ而拾ヲ作り
内壱ツ上納
一中徳利三ツ
拵土五升壱合
斤ニして三拾弐斤三合
上細工壱分五り
但壱人ニ而弐拾作り
内弐ツ上納
一小徳利弐ツ
拵土壱升六合
斤ニして拾斤壱合三勺三才
上細工六り六も六シ七才
但壱人ニ而三拾ヲ作り
内壱ツ上納
一茶懸弐ツ
拵土壱升壱合壱勺九才
斤ニして七斤八勺七才
上細工壱分壱り壱も壱才
但壱人ニ而拾八ヲ作り
内壱ツ上納
一大酎家三ツ
拵土弐升壱合
斤ニして拾三斤三合
上細工壱分五り
但壱人ニ而弐拾ヲ作り
内弐ツ上納
〈〆切手水鉢三枚ニ而唐草花鉢壱枚引合〉
一唐草花鉢弐枚口差渡壱尺三寸
拵土壱斗
斤ニして六拾三斤三合三勺三才
上細工壱人四分壱り六も六シ六才
内壱枚上納
一木振花鉢三枚口差渡壱尺三寸
拵土壱斗五升
斤ニして九拾五斤
上細工五分五毛
内弐枚上納
一小酎家四ツ
拵土壱升六合
斤ニして拾斤壱合三勺三才
上細工壱分六り
但壱人ニ而弐拾五ヲ作り
内三ツ上納
一中まかり三枚
拵土壱升八勺
斤ニして六斤八合四勺
上細工壱合
但壱人ニ而三拾枚作り
内弐枚上納
一摺鉢弐枚
拵土弐升弐合
斤ニして拾三斤九合三勺三才
上細工八り
但壱人ニ而弐拾五枚作り
内壱枚上納
一中水飜弐ツ
拵土壱斤壱合弐勺
斤ニして七斤九勺三才
上細工五り
但壱人ニ而四拾ヲ作り
内壱ツ上納
一角火取三ツ
拵土弐升四合
斤ニして拾五斤弐合
上細工壱分弐り
但壱人ニ而弐拾五ヲ作り
内弐ツ上納
一まかり七拾枚
拵土壱斗五合
斤ニして六拾六斤五合
稽古下細工拾四人
但壱人ニ而五枚作り
内六拾枚上納
一すゝき拾五枚
拵土九合
斤ニして五斤七合
稽古下細工壱人五分
但壱人ニ而拾枚作り
内拾三枚上納
中壺壱窯仕立請上納例
一大薪木三拾壱束
一割薪木弐拾四束
一上日用弐拾壱人六分五り五毛壱シ六才
但土六石壱斗八升七合壱勺九才拵
斤ニして三千九百拾八斤九合壱勺弐才
石ニ付三人五分完
一上日用壱分五り
但薬取ニ入
一同六分
但砂取ニ入
一わら小縄壱けた
一上細工三拾七人七り九も四シ四才
内
弐拾弐人七り九毛四シ四才壺茂細物作ニ入拾五人
右同干格護窯積焼出ニ入
一中細工弐人
但かま積焼出ニ入
一下細工三人
但かま積焼出ニ入
一稽古上細工六人五分
但右同
一同中細工六人
但右同
一同下細工弐拾壱人五分
内
六人かま積焼出ニ入
拾五人五分細工作りニ入
一米弐升先
但勢頭壱人ニ而日数四日之飯米
一分(銭)弐貫文
但右同故実
外雑榢弐本土取所松尾之内より切出済
右中壺壱窯仕立造用
一中壺六拾本
拵土三石六斗
斤ニして弐千弐百八拾斤
上細工拾弐人
但壱人ニ而五本作り
内四拾本上納
一小壺三拾本
拵土九斗九升
斤ニして六百弐拾七斤
上細(工脱カ)三人三分三り
但壱人ニ而九本作り
内弐拾本上納
一かめかま四拾本
拵土壱石
斤ニして六百三拾三斤三合
上細工三人六分四り
但壱人ニ而壱本作り
内弐拾五本上納
一大徳利弐ツ
拵土五升斤ニして三拾壱斤六合六勺六才
上細工弐分
但壱人ニ而拾ヲ作り
内壱ツ上納
一中徳利三ツ
拵土五升壱合
斤ニして三拾弐斤弐合九勺八才
上細工壱分五り
但壱人ニ而弐拾ヲ作り
内弐ツ上納
一小徳利弐ツ
拵土壱升六合
斤ニして拾斤壱合三勺弐才
上細工六り六も六シ七才
但壱人ニ而三拾ヲ作り
内壱ツ上納
一茶懸弐ツ
拵土壱升壱合壱勺九才
斤ニして七斤九勺三才
上細工壱分壱り壱も壱シ壱才
但壱人ニ而拾八ヲ作り
内壱ツ上納
一大酎家三ツ
拵土弐升壱合
斤ニして拾三斤弐合九勺九才
上細工壱分五り
但壱人ニ而弐拾ヲ作り
内弐ツ上納
一小酎家四ツ
拵土壱升六合
斤ニして拾斤壱合三勺三才
上細工壱分六り
但壱人ニ而弐拾五作り
内三ツ上納
一中まかり三枚
拵土壱升八勺
斤ニして六斤八合四勺
上細工壱分
但壱人ニ而三拾枚作り
内弐ツ上納
一摺鉢弐枚
拵土弐升弐合
斤ニして拾三斤九合三勺三才
上細工八り
但壱人ニ而弐拾五作り
内壱ツ上納
一中水飜弐ツ
拵土壱升壱合弐勺
斤ニして七斤九勺三才
上細工五り
但壱人ニ而四拾ヲ作り
内壱ツ上納
一角火取三ツ
拵土弐升四合
斤ニして拾五斤壱合九勺九才
上細工壱分弐り
但壱人ニ而弐拾五作り
内弐ツ上納
〈〆切手水鉢三枚ニ而唐草花鉢壱枚引合〉
一唐草花鉢弐拾口差渡壱尺三寸宛
拵土壱斗
斤ニして六拾三斤三合三勺三才
上細工壱人四分壱り六も六シ六才
内壱枚上納
一木振花鉢三枚口差渡壱尺三寸完
拵土壱斗五升
斤ニして九拾五斤
上細工五分五毛
内弐枚上納
一まかり七拾枚
拵土壱斗五合
斤ニして六拾六斤四合九勺三才
稽古下細工拾四人
但壱人ニ而五ヲ作り
内六拾枚上納
一すゝき拾五枚
拵土九合
斤ニして五斤七合
稽古下細工壱人五分
但壱人ニ而拾枚作り
内拾三枚上納
中壺へし五百作り調焼例
但居間之儀者無構御用次第焼出可申事
一上細工拾壱人
内
壱人窯積入焼出ニ入
拾人中壺へし五百作りニ入壱人ニ而五拾作り
一中細工壱人へし干格護ニ入
一上日用拾人七分五り
内
八人七分五り土弐石五斗持拵ニ入へし
壱人窯積申候時へし持寄手叶入
壱人焼出壺こおり江持越ニ入
小壺へし五百五拾作り調焼例
但居間之儀者無構御用次第焼出可申事
一上細工拾壱人
内
壱人窯積入焼出ニ入
拾人小壺へし五百五拾作りニ入
壱人ニ而五拾五ツ作
一中細工壱人へしみし格護ニ入
一上日用九人七分
内
七人七分土弐石弐斗持越ニ入へし壱ツニ付四合
壱人窯積申候時へし持寄手叶ニ入
壱人焼出壺こおり江持越ニ入
かめかまへし六百作調焼出例
但居間之儀者無構御用次第焼出可申事
一上細工拾壱人
内
壱人窯積入焼出ニ入
拾人かめかまへし六百作りニ入壱人ニ而六拾作り
一中細工壱人へし干格護ニ入
一上日用八人三分
内
六人三分土壱石八斗持拵ニ入へし壱ツニ付三合
壱人窯積申時へし持寄手叶ニ入
壱人焼出壺こおり江持越ニ入
土壁地塗壱坪例
一真竹壱合四勺
一宝為壱合壱勺
一すから三斤
一細砂弐斗五升五合七勺
一土弐合三勺
一砂官壱分九り
一上日用壱人弐分弐り
内
七分七りゑつりかき
壱分五り土拵
壱分六りすから切
壱分四り砂官手叶
土塗上塗壱坪例
一すから弐斤八合九勺
一赤土七升四合
一細砂八升八合
一砂官弐分壱り
一上日用壱人壱分
内
壱り壱もすから洗
三分弐り三も砂官手叶
壱分五り五も赤土拵
五分四り四もすから割
六り七も砂より
佐料定
一米壱升先
一分(銭)壱貫六百文
壺上細工壱人
一米八合先
一分(銭)壱貫四百文
同中細工壱人
一米六合先
一分(銭)壱貫弐百文
同下細工壱人
但六行砂官細工上中下此例
一米六合先
一分(銭)九百文
同稽古上細工壱人
一米五合先
一分(銭)八百文
同稽古中細工壱人
一米五合先
一分(銭)五百五拾文
同稽古下細工壱人
右例しらへ方被仰付年々帳内払出之表平を以取立且又大工勢頭ニも熟談之上如斯御座候条向後右例之通被仰付度奉存候若替目於有之者増減取〆首尾被申出候様是又被仰付度奉存候尤右之外ニも例可成物数多有之事候得共入目致混雑取〆難罷成候間向後瓦奉行江取〆被仰付被下度奉存候以上
〈酉〉 〈申口方筆者〉
十一月 真志喜親雲上
〈調部主取〉
真栄城里之子親雲上
当山里之子親雲上
右諸座例之儀増減有之雍正十一年〈癸丑〉現入目被仰付置最早二十年余及候付此節右之人数江しらへ方被仰付取〆被申出候付遂披露候処向後右例を以取行候様被仰付候若替目於有之者相直不申候而不叶儀候条役中随分入念取〆増減有之候ハヽ役米一帳ニ相総首尾方可被申出候且又右之外例ニ可成品数多有之積候間随分入念取〆可被申旨瓦奉行江可被申渡候此旨御差図ニ而候以上
〈乾隆十八年癸酉〉
十一月
新垣親雲上
冝野湾親雲上
勘定奉行
右之通被仰定候間可被□其意候以上
〈酉〉
十一月
乾隆三拾八年〈癸巳〉二月書改
勘定奉行
久志里之子親雲上
高良親雲上
恩河親雲上
瓦奉行
目録
一与那覇堂瓦屋よ里聞得大君御殿御茶屋首里殿内儀輔殿内江瓦持例之事
一同所より天王寺高所囲内江右同
一同所より玉御殿天界寺加冶奉行所江右同
一同所より安国寺御客屋真壁殿内めつら御嶽江右同
一同所より慈眼院観音堂江右同
一同所より神応寺遍照寺弁之御嶽江右同
一同所より神宮寺江右同
一同所より龍福寺に右同
一美栄地瓦屋より首里中江右同
一同所より天久寺江右同
一同所より天尊江右同
一同所より久米村松尾塩焇(ママ)御蔵里主殿内両天妃江右同
一同所より神徳寺江右同
一同所より崇元寺壺屋江右同
一いろ行尺坪塩(拾カ)坪ぬり例之事
一家餅打之時壱坪之損瓦替例之事
一白壁ぬり替之時裏表ぬり壱坪取起ぬり替相済古餅持捨払除例之事
一座元より諸方江舂餅持例之事
一上葺ふき替之時損瓦壱坪例之事
一上葺取起條(修)甫之時損瓦壱坪例之事
一中葺ふき替之時損瓦壱坪例之事
一中葺取起條(修)甫之時損瓦壱坪例之事
一二重葺壱坪葺幷餅打例之事
一上葺ふき替之時壱坪瓦取卸瓦付候餅削落幷払除例之事
一御城御囲石垣壱坪餅打例之事
一壱坪之古ゑつり竹ニ而薪木成例之事
一雪之崎宗之崎より護国寺天尊江砂灰持例之事
一同所より崇元寺天久寺壺屋江右同
一同所より神宮寺江右同
一同所より神徳寺江右同
一同所より龍福寺江右同
一同所より弁之御嶽江右同
一同所より神応寺万寿寺江右同
一雪之崎宗之崎より里主殿内両天妃久米村松尾塩焇(ママ)御蔵江右同
一砂灰よりあめかい灰ニ成シ幷あめかい灰より舂餅成シ例之事
一仕上世瓦荷作例之事
一座元ニ而土壱積拵候而御城江持登せ例之事
一壺窯ぬり立例之事
一蓮小堀より土抜拵聞得大君御殿幷円覚寺江持越例之事
一同所より右同天王寺江持越例之事
一まし物城より赤土堀拵首里中江持越例之事
一大壺壱窯仕立請上納例之事
一中壺壱窯仕立請上納例之事
一中壺へし作り調焼例之事
一小壺へし作り調焼例之事
一かめかまへし作り調焼出例之事
一土壁地塗幷上塗例之事
一佐料定之事
一箒結仕立例之事
与那覇堂瓦家より聞得大君御殿御茶屋首里殿内儀輔殿内江瓦持例
一男女瓦百弐拾枚 上日用壱人夏
一同五拾枚 同壱人冬
一花髭瓦八拾枚 同壱人夏
一同六拾枚 同壱人冬
一大樋瓦五拾六枚 同壱人夏
一同四拾弐枚 同壱人冬
一敷瓦四拾枚 同壱人夏
一同三拾枚 同壱人冬
同所より天王寺高所囲内江瓦持例
一男女瓦百五拾枚 上日用壱人夏
一男女瓦百弐拾枚 上日用壱人冬
一花髭瓦百枚 同壱人夏
一同八拾枚 同壱人冬
一大樋瓦七拾枚 同壱人夏
一(同脱カ)五拾六枚 同壱人冬
一敷瓦五拾枚 同壱人夏
一同四拾枚 同壱人冬
同所より玉御殿天界寺加冶奉行所江瓦持例
一男女瓦百八拾枚 上日用壱入夏
一同百五拾枚 同壱人冬
一花髭瓦百弐拾枚 同壱人夏
一同百枚 同壱人冬
一大樋瓦八拾四枚 同壱人夏
一大樋瓦七拾枚 上日用壱人冬
一瓦六拾枚 同壱人夏
一同五拾枚 同壱人冬
同所より安国寺御客屋真壁殿内めつら御嶽江瓦持例
一男女瓦弐百四拾枚 上日用壱人夏
一同弐百拾枚 同壱人冬
一大樋瓦百拾弐枚 同壱人夏
一同九拾八枚 同壱人冬
一同花髭瓦百六拾枚 同壱人夏
一同百四拾枚 同壱人冬
一敷瓦八拾枚 同壱人夏
一同七拾枚 同壱人冬
同所より慈眼院観音堂江瓦持例
一男女瓦四百八拾枚 上日用壱人夏
一同四百弐拾枚 同壱人冬
一花髭瓦三百弐拾枚 同壱人夏
一同弐百八拾枚 同壱人冬
一大樋瓦弐百弐拾四枚 同壱人夏
一同百九拾六枚 同壱人冬
一敷瓦百六拾枚 同壱人夏
一同百四拾枚 同壱人冬
同所より神応寺遍照寺弁之御嶽江瓦持例
一男女瓦九拾枚 上日用壱人夏
一同六拾枚 同壱人冬
一花髭瓦六拾枚 同壱人夏
一同四拾枚 同壱人冬
一大樋瓦四拾弐枚 上日用壱人夏
一同弐拾八枚 同壱人冬
一敷瓦三拾枚 同壱人夏
一同弐拾枚 同壱人冬
同所より神宮寺江瓦持例
一男女瓦三拾枚 上日用壱人〈夏/冬〉
一花髭瓦弐拾枚 同壱人右同
一大樋瓦拾六枚 同壱人右同
一敷瓦拾弐枚 同壱人右同
同所より龍福寺江瓦持例
一男女瓦六拾枚 上日用壱人〈夏/冬〉
一花髭瓦四拾枚 同壱人右同
一大樋瓦三拾弐枚 同壱人右同
一敷瓦弐拾四枚 同壱人右同
美栄地瓦家より首里中江瓦持例
一男女瓦九拾枚 上日用壱人夏
一同六拾枚 同壱人冬
一花髭瓦六拾枚 同壱人夏
一同四拾枚 同壱人冬
一大樋瓦四拾弐枚 同壱人夏
一同弐拾八枚 同壱人冬
一敷瓦三拾枚 同壱人夏
一同弐拾枚 同壱人冬
同所より天久寺江瓦持例
一男女瓦百五拾枚 上日用壱人夏
一同百弐拾枚 同壱人冬
一花髭瓦百枚 同壱人夏
一同八拾枚 同壱人冬
一大樋瓦七拾枚 上日用壱人夏
一五拾六枚 同壱人冬
同所より天尊江瓦持例
一男女瓦百八拾枚 上日用壱人夏
一同百五拾枚 同壱人冬
一花髭瓦百弐拾枚 同壱人夏
一同百枚 同壱人冬
一大樋瓦八拾四枚 同壱人夏
一同七拾枚 同壱人冬
同所より久米村松尾塩焇(ママ)御蔵里主殿内両天妃江瓦持例
一男女瓦弐百四拾枚 上日用壱人夏
一同弐百拾枚 同壱人冬
一花髭瓦百六拾枚 同壱人夏
一花髭瓦百四拾枚 上日用壱人冬
一大樋瓦百拾弐枚 同壱人夏
一同九拾八枚 同壱人冬
一敷瓦八拾枚 同壱人夏
一同七拾枚 同壱人冬
同所より神徳寺江瓦持例
一男女瓦弐百拾枚 上日用壱人夏
一同百八拾拾(枚) 同壱人冬
一花髭瓦百四拾枚 同壱人夏
一同百弐拾枚 同壱人冬
一大樋瓦五拾八枚 同壱人夏
一同八拾四枚 同壱人冬
同所より崇元寺壺屋江瓦持例
一男女瓦三百枚 上日用壱人夏
一男女瓦弐百七拾枚 上日用壱人冬
一花髭瓦弐百枚 同壱人夏
一同百八拾枚 同壱人冬
一大樋瓦百四拾枚 同壱人夏
一同百弐拾六枚 同壱人冬
一敷瓦百枚 同壱人夏
一同五拾枚 同壱人冬
いろ行尺坪拾坪ぬり例
一あめかい砂灰弐斗五升
一砂官弐分
一上日用四分四り
但餅舂幷細工手叶払除ニ入
家餅打之時壱坪之損瓦替例
一瓦弐枚
但男女之差分ケ奉行印形を以可差通事
白壁ぬり替之時裏表ぬり壱坪取起ぬり替相済右餅捨払除例
一上日用弐分
内五り表ぬり之時引入
座元より諸方江舂餅持越例
但壱石内此例壱石以上之御仕事を各於場所例表舂拵可相用候尤依場所難舂調所者格別之儀候間壱石以上者以印紙可差通事
一舂餅壱斗五升 上日用壱分
但御城中幷天王寺天界寺江
一同五斗弐升五合 上日用壱分
但円覚寺弁才天堂高所囲内江
一舂餅三斗七升五合 上日用壱人
但遍照寺神徳寺神応寺崇元寺江
一同三斗壱升弐合五勺 上日用壱人
但龍福寺聖現寺江
一同壱石 上日用壱人
但加治奉行所安国寺玉御殿江
一同八斗壱升弐合五勺 上日用壱人
但御茶屋観音寺慈眼院江
一同八斗七升五合 上日用壱人
但御客屋めつら御嶽真壁殿内江首里殿内儀輔殿内聞得大君御殿江
一同六斗弐升五合 上日用壱人
但弁之御嶽江
上葺ふき替之時損瓦壱坪例
一瓦六拾五枚
但男女之差分ケ奉行印形を以可差通事
上葺取起修甫之時損瓦壱坪例
一同五拾弐枚
但右同
中葺ふき替之時損瓦壱坪例
一同五拾五枚
但右同
中葺取起修甫之時損瓦壱坪例
一同四拾四枚
但右同
二重葺壱坪葺幷餅打例
但下地中葺相限り置申候若上葺不仕候間不叶所者其訳申出印紙可差通候尤下地上葺仕候共此例
一男瓦五拾五枚
一あめかい砂灰壱壱(ママ)弐斗五升
一わら小縄弐拾尋
但引縄幷あふたニ入
一瓦上細工六分四り
一上日用三人三分三り
但餅舂幷細工手叶ニ入
一瓦上細工壱分八り
一上日用九分
但弐行葺替之時下地迄瓦取卸瓦ニ付候古餅削落幷払除ニ入尤下地葺上葺中葺同断
一男瓦弐拾七枚
但二重葺替之時損瓦
一瓦七拾壱枚
但二重葺之下地中葺ふき替之時損瓦尤男女之差分ケ奉行以印形可差通事
一同八拾四枚
但右同上葺ふき替之時損瓦尤男女之差分ケ奉行印形を以可差通事
上葺ふき替之時壱坪瓦取卸瓦ニ付候餅削落幷払除例
但壱坪取起修甫之時同断
一瓦上細工七り
内壱り中葺之時引入
一上日用四分
内七り中葺之時引入
御城御囲石垣壱坪餅打例
一あめかい砂灰五斗五升
一わら小縄九尋
但あふた幷引縄ニ入道作縄除
一砂官三分四り
一上日用七分
一中日用三分四り
但弐行餅舂幷細工手叶ニ入
壱坪之古ゑつり竹ニ而薪木ニ成例
但加冶奉行所江入用有之候問役座江致問合入用無之候ハヽ右之段証拠書請取定代を以売払可致候尤古過候家者間ニ者ゑつり竹朽廃茂有之事候間右体之節者印紙を以可差通事
一古ゑつり竹薪木ニして壱合五勺
雪之崎宗之崎より護国寺天尊江砂灰持例
一砂灰壱石壱俵ニ付先かき弐斗五升入 上日用弐分夏
一同壱石 同弐分四り冬
同所より崇元寺天久寺壺屋江砂灰持例
一同壱石 上日用八分夏
一同壱石 同九分冬
雪之崎宗之崎より神宮寺江砂灰持例
一砂灰壱石 上日用五人五分〈夏/冬〉
同所より神徳寺江砂灰持例
一同壱石 上日用九分夏
一同壱石 同壱人冬
同所より龍福寺江砂灰持例
一同壱石 上日用四人〈夏/冬〉
同所より弁之御嶽江砂灰持例
一同壱石 上日用弐人四分夏
一同壱石 同弐人六分冬
同所より神応寺遍照寺江砂灰持例
一同壱石 上日用弐人弐分夏
一同壱石 同弐人四分冬
雪之崎宗之崎より里主殿内両天妃久米村松尾塩焇(ママ)御蔵江砂灰持例
一砂灰壱石 上日用五分夏
一同壱石 同五分七り冬
砂灰よりあめかい灰ニ成幷あめかい灰より舂餅成例
一砂灰壱石 あめかい砂灰ニして壱石
一あめかい灰壱石 舂餅ニして五斗
仕上世瓦荷作例
一わら小縄七尋
一ふとわら壱勺壱才
一上日用弐り
但三行男女瓦拾枚
一わら小縄六尋
一ふとわら壱勺壱才
一上日用弐り
但三行花髭瓦五枚
座元ニ而土壱積拵候而御城江持登せ例
一上日用八分夏
一同壱人冬
壺窯壱長拾弐間壱尺五寸口横内法六尺高三尺五寸鼻口横内法四尺五寸高三尺五寸塗立例
一壺上細工六拾三人四分
内
拾弐人七分地ふく上ケ
但塗替之時引入
六人九分土くなし
拾八人四分かまたゝき幷くた抜かま直せ
弐拾三人壱分かま塗立
弐人三分かまふすめ
一上日用五拾六人五分
内
三拾弐人三分土くなし
弐人三分窯くはい用之簾あミ
弐拾壱人九分細工手叶
内四人三分九り地ふく上ケ細工手叶ニ付塗替之時引入
一大薪木拾九束窯ふすめ
一真竹四束窯くはい用之簾あミ
一わら小縄弐拾けた水汲桶付緒幷簾あミあふた用
壺窯壱長拾三間四尺四横内法六尺高三尺五寸鼻口横内法四尺五寸高三尺五寸塗立例
一壺上細工七拾人五分
内
拾四人地ふく上ケ
但塗之時引入
七人七分土くなし
弐拾人五分窯たゝき□た抜窯直せ
弐拾五人七分窯塗立
弐人六分窯ふすめ
一上日用六拾三人
内
三拾六人土くなし
弐人六分窯くはい用之簾あミ
弐拾四人四分細工手叶
内四人八分五り地ふく上ケ細工手叶付塗替之時引入
一大薪木弐拾壱束弐合窯ふすめ
一真竹四束四合六勺窯くはい用簾あミ用わら小縄弐拾弐けた水汲桶付緒幷簾あミあふた用
大壺壱かま仕立請上納例
一大薪木四拾束
一割薪木弐拾四束
一上日用弐拾三人九り壱シ七才
但土六石五斗九升七合壱勺九才拵斤ニして四千百七拾八斤弐合弐勺石ニ付三人五分ツヽ
一同壱分五り
但薬取ニ入
一上日用六分
但砂取ニ入
一わら小縄壱けた
一炭壱斗八合
一上細工三拾八人壱分九毛四シ四才
内
弐拾三人壱分九毛四シ四才壺幷細物作りニ入拾五人右同二分格護窯積焼出ニ入
一中細工弐人
但窯焼積出ニ入
一下細工三人
但右同
一稽古上細工六人五分
但窯積焼出ニ入
一稽古中細工六人
但右同
一同下細工弐拾壱人五分
内
六人窯積焼出ニ入
拾五人五分細物作リニ入
一米弐升五合先
但勢頭壱人日数七日之時飯米
一分(銭)弐貫五百文
但右同故実
外雑きち弐本土取所松尾之内より切出済
右大壺壱窯仕立造用
一大壺三拾六本
拵土三石六斗
斤ニして弐千弐百八拾斤
上細工拾弐人
但壱人ニ而三本作り
内弐拾本上納
一中壺四拾本
拵土弐石四斗
斤ニして千五百弐拾斤
上細工八人
但壱人ニ而五本作り
内弐拾七本上納
一大徳利弐ツ
拵土五升
斤ニして三拾壱斤六合六勺七才
上細工弐分
但壱人ニ而拾ヲ作り
内壱ツ上納
一中徳利三ツ
拵土五升壱合
斤ニして三拾弐斤三合
上細工壱分五り
但壱人ニ而弐拾作り
内弐ツ上納
一小徳利弐ツ
拵土壱升六合
斤ニして拾斤壱合三勺三才
上細工六り六も六シ七才
但壱人ニ而三拾ヲ作り
内壱ツ上納
一茶懸弐ツ
拵土壱升壱合壱勺九才
斤ニして七斤八勺七才
上細工壱分壱り壱も壱才
但壱人ニ而拾八ヲ作り
内壱ツ上納
一大酎家三ツ
拵土弐升壱合
斤ニして拾三斤三合
上細工壱分五り
但壱人ニ而弐拾ヲ作り
内弐ツ上納
〈〆切手水鉢三枚ニ而唐草花鉢壱枚引合〉
一唐草花鉢弐枚口差渡壱尺三寸
拵土壱斗
斤ニして六拾三斤三合三勺三才
上細工壱人四分壱り六も六シ六才
内壱枚上納
一木振花鉢三枚口差渡壱尺三寸
拵土壱斗五升
斤ニして九拾五斤
上細工五分五毛
内弐枚上納
一小酎家四ツ
拵土壱升六合
斤ニして拾斤壱合三勺三才
上細工壱分六り
但壱人ニ而弐拾五ヲ作り
内三ツ上納
一中まかり三枚
拵土壱升八勺
斤ニして六斤八合四勺
上細工壱合
但壱人ニ而三拾枚作り
内弐枚上納
一摺鉢弐枚
拵土弐升弐合
斤ニして拾三斤九合三勺三才
上細工八り
但壱人ニ而弐拾五枚作り
内壱枚上納
一中水飜弐ツ
拵土壱斤壱合弐勺
斤ニして七斤九勺三才
上細工五り
但壱人ニ而四拾ヲ作り
内壱ツ上納
一角火取三ツ
拵土弐升四合
斤ニして拾五斤弐合
上細工壱分弐り
但壱人ニ而弐拾五ヲ作り
内弐ツ上納
一まかり七拾枚
拵土壱斗五合
斤ニして六拾六斤五合
稽古下細工拾四人
但壱人ニ而五枚作り
内六拾枚上納
一すゝき拾五枚
拵土九合
斤ニして五斤七合
稽古下細工壱人五分
但壱人ニ而拾枚作り
内拾三枚上納
中壺壱窯仕立請上納例
一大薪木三拾壱束
一割薪木弐拾四束
一上日用弐拾壱人六分五り五毛壱シ六才
但土六石壱斗八升七合壱勺九才拵
斤ニして三千九百拾八斤九合壱勺弐才
石ニ付三人五分完
一上日用壱分五り
但薬取ニ入
一同六分
但砂取ニ入
一わら小縄壱けた
一上細工三拾七人七り九も四シ四才
内
弐拾弐人七り九毛四シ四才壺茂細物作ニ入拾五人
右同干格護窯積焼出ニ入
一中細工弐人
但かま積焼出ニ入
一下細工三人
但かま積焼出ニ入
一稽古上細工六人五分
但右同
一同中細工六人
但右同
一同下細工弐拾壱人五分
内
六人かま積焼出ニ入
拾五人五分細工作りニ入
一米弐升先
但勢頭壱人ニ而日数四日之飯米
一分(銭)弐貫文
但右同故実
外雑榢弐本土取所松尾之内より切出済
右中壺壱窯仕立造用
一中壺六拾本
拵土三石六斗
斤ニして弐千弐百八拾斤
上細工拾弐人
但壱人ニ而五本作り
内四拾本上納
一小壺三拾本
拵土九斗九升
斤ニして六百弐拾七斤
上細(工脱カ)三人三分三り
但壱人ニ而九本作り
内弐拾本上納
一かめかま四拾本
拵土壱石
斤ニして六百三拾三斤三合
上細工三人六分四り
但壱人ニ而壱本作り
内弐拾五本上納
一大徳利弐ツ
拵土五升斤ニして三拾壱斤六合六勺六才
上細工弐分
但壱人ニ而拾ヲ作り
内壱ツ上納
一中徳利三ツ
拵土五升壱合
斤ニして三拾弐斤弐合九勺八才
上細工壱分五り
但壱人ニ而弐拾ヲ作り
内弐ツ上納
一小徳利弐ツ
拵土壱升六合
斤ニして拾斤壱合三勺弐才
上細工六り六も六シ七才
但壱人ニ而三拾ヲ作り
内壱ツ上納
一茶懸弐ツ
拵土壱升壱合壱勺九才
斤ニして七斤九勺三才
上細工壱分壱り壱も壱シ壱才
但壱人ニ而拾八ヲ作り
内壱ツ上納
一大酎家三ツ
拵土弐升壱合
斤ニして拾三斤弐合九勺九才
上細工壱分五り
但壱人ニ而弐拾ヲ作り
内弐ツ上納
一小酎家四ツ
拵土壱升六合
斤ニして拾斤壱合三勺三才
上細工壱分六り
但壱人ニ而弐拾五作り
内三ツ上納
一中まかり三枚
拵土壱升八勺
斤ニして六斤八合四勺
上細工壱分
但壱人ニ而三拾枚作り
内弐ツ上納
一摺鉢弐枚
拵土弐升弐合
斤ニして拾三斤九合三勺三才
上細工八り
但壱人ニ而弐拾五作り
内壱ツ上納
一中水飜弐ツ
拵土壱升壱合弐勺
斤ニして七斤九勺三才
上細工五り
但壱人ニ而四拾ヲ作り
内壱ツ上納
一角火取三ツ
拵土弐升四合
斤ニして拾五斤壱合九勺九才
上細工壱分弐り
但壱人ニ而弐拾五作り
内弐ツ上納
〈〆切手水鉢三枚ニ而唐草花鉢壱枚引合〉
一唐草花鉢弐拾口差渡壱尺三寸宛
拵土壱斗
斤ニして六拾三斤三合三勺三才
上細工壱人四分壱り六も六シ六才
内壱枚上納
一木振花鉢三枚口差渡壱尺三寸完
拵土壱斗五升
斤ニして九拾五斤
上細工五分五毛
内弐枚上納
一まかり七拾枚
拵土壱斗五合
斤ニして六拾六斤四合九勺三才
稽古下細工拾四人
但壱人ニ而五ヲ作り
内六拾枚上納
一すゝき拾五枚
拵土九合
斤ニして五斤七合
稽古下細工壱人五分
但壱人ニ而拾枚作り
内拾三枚上納
中壺へし五百作り調焼例
但居間之儀者無構御用次第焼出可申事
一上細工拾壱人
内
壱人窯積入焼出ニ入
拾人中壺へし五百作りニ入壱人ニ而五拾作り
一中細工壱人へし干格護ニ入
一上日用拾人七分五り
内
八人七分五り土弐石五斗持拵ニ入へし
壱人窯積申候時へし持寄手叶入
壱人焼出壺こおり江持越ニ入
小壺へし五百五拾作り調焼例
但居間之儀者無構御用次第焼出可申事
一上細工拾壱人
内
壱人窯積入焼出ニ入
拾人小壺へし五百五拾作りニ入
壱人ニ而五拾五ツ作
一中細工壱人へしみし格護ニ入
一上日用九人七分
内
七人七分土弐石弐斗持越ニ入へし壱ツニ付四合
壱人窯積申候時へし持寄手叶ニ入
壱人焼出壺こおり江持越ニ入
かめかまへし六百作調焼出例
但居間之儀者無構御用次第焼出可申事
一上細工拾壱人
内
壱人窯積入焼出ニ入
拾人かめかまへし六百作りニ入壱人ニ而六拾作り
一中細工壱人へし干格護ニ入
一上日用八人三分
内
六人三分土壱石八斗持拵ニ入へし壱ツニ付三合
壱人窯積申時へし持寄手叶ニ入
壱人焼出壺こおり江持越ニ入
土壁地塗壱坪例
一真竹壱合四勺
一宝為壱合壱勺
一すから三斤
一細砂弐斗五升五合七勺
一土弐合三勺
一砂官壱分九り
一上日用壱人弐分弐り
内
七分七りゑつりかき
壱分五り土拵
壱分六りすから切
壱分四り砂官手叶
土塗上塗壱坪例
一すから弐斤八合九勺
一赤土七升四合
一細砂八升八合
一砂官弐分壱り
一上日用壱人壱分
内
壱り壱もすから洗
三分弐り三も砂官手叶
壱分五り五も赤土拵
五分四り四もすから割
六り七も砂より
佐料定
一米壱升先
一分(銭)壱貫六百文
壺上細工壱人
一米八合先
一分(銭)壱貫四百文
同中細工壱人
一米六合先
一分(銭)壱貫弐百文
同下細工壱人
但六行砂官細工上中下此例
一米六合先
一分(銭)九百文
同稽古上細工壱人
一米五合先
一分(銭)八百文
同稽古中細工壱人
一米五合先
一分(銭)五百五拾文
同稽古下細工壱人
右例しらへ方被仰付年々帳内払出之表平を以取立且又大工勢頭ニも熟談之上如斯御座候条向後右例之通被仰付度奉存候若替目於有之者増減取〆首尾被申出候様是又被仰付度奉存候尤右之外ニも例可成物数多有之事候得共入目致混雑取〆難罷成候間向後瓦奉行江取〆被仰付被下度奉存候以上
〈酉〉 〈申口方筆者〉
十一月 真志喜親雲上
〈調部主取〉
真栄城里之子親雲上
当山里之子親雲上
右諸座例之儀増減有之雍正十一年〈癸丑〉現入目被仰付置最早二十年余及候付此節右之人数江しらへ方被仰付取〆被申出候付遂披露候処向後右例を以取行候様被仰付候若替目於有之者相直不申候而不叶儀候条役中随分入念取〆増減有之候ハヽ役米一帳ニ相総首尾方可被申出候且又右之外例ニ可成品数多有之積候間随分入念取〆可被申旨瓦奉行江可被申渡候此旨御差図ニ而候以上
〈乾隆十八年癸酉〉
十一月
新垣親雲上
冝野湾親雲上
勘定奉行
右之通被仰定候間可被□其意候以上
〈酉〉
十一月
乾隆三拾八年〈癸巳〉二月書改
勘定奉行
久志里之子親雲上
高良親雲上
恩河親雲上
瓦奉行