出前授業のご報告(沖縄県立泊高等学校)

 2026年1月28日(水)、沖縄県立とまり高等学校定時制課程(午前部)の世界史探究・地理探究の生徒を対象に「天久宮あめくぐう聖現寺せいげんじからみる琉球の歴史」と題した出前授業を行いました。

 天久宮は那覇市泊3丁目にある神社です。琉球八社の一つで弁財天が祀られています。近隣にある天久山聖現寺は、王国末期にイギリス人やアメリカ人らの滞在施設となっていました。

 天久宮・聖現寺は王国時代から現代にかけて移転を繰り返しています。授業の前半では現地調査として御嶽やガマへ足を運び、王国時代の絵図と照らし合わせ、かつての所在地を確認しました。

天久宮について説明を受ける生徒たち
聖現寺について説明を受ける生徒たち
グループワークのようす

 後半は教室へ移動し、聖現寺の庭が描かれた絵図を考察し、ペリー提督の小官らが聖現寺に滞在したことを確認しました。また、尚泰王から福建布政使司(中国福建省の行政長官)宛て文書(『歴代宝案』別鎌19)をもとに、ペリーが琉球に要求したこと(首里城入城や石炭貯蔵庫の建設、織物や磁器の交易)について考えるグループワークを行いました。

 本授業を受講した生徒からは、「天久宮・聖現寺がただのお寺・神社ではなく、琉球とアメリカが深く関わるうえで大事な場所であることがわかった」などの感想が寄せられました。