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資料詳細
- 資料ID.
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- 資料種別
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- 資料名
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- 歴代宝案巻号
- {{ryu_data.f10}}集 {{ryu_data.f11}}巻 {{ryu_data.f12}}号
- 著者等
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- タイトル
- 中国暦
- {{ryu_data.f17}}年 {{ryu_data.f18}}月 {{ryu_data.f19}}日
- 西暦
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- 曜日
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- 差出
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- 宛先
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- 文書形式
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- 書誌情報
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- 関連サイト情報
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- 訂正履歴
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- 備考
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テキスト
1-41-08 琉球国王尚徳より満剌加国あて、阿普察都等を遣わして速やかな交易を請う咨(一四六五、八、一五)
琉球国王尚徳、謹んで満剌加国王殿下に咨す。
諒に惟うに、貴国の徳は黎庶を懐け、恵は隣邦に及ぶ。誠を推め物を待して万里の舟航を来らしめ、善を楽しみ人を愛して四方の商旅を集む。曩者遣使献礼するに、甚だ珍貺を回恵し及び人船の貿易を寛恤して早やかに帰らしむるを蒙り、深く衷に感ず。此の為に特に正使阿普察都を遣わし、通事蔡回保等と同に咨文・礼物を齎捧して詣前し奉謝せしめ、永く前盟を固くす。伏して希わくは賢王殿下、見納すれば是れ美なり。今来らしむる人船の装載する貨物は、仍お乞う、街市に貿易を寛容し早やかに風迅に趁りて回国せしむれば便益ならん。今、奉謝の礼物を将て開坐し移咨す。照験して施行するを請う。須らく咨に至るべき者なり。
今開す
色段五匹 青段二十匹 腰刀五把
扇三十把 大青盤二十個
小青盤四百個 青碗二千個
右、満剌加国に咨す
成化元年(一四六五)八月十五日
正使阿普察都
副使二員
通事蔡回保
読固至麻魯船
注(1)物を待し 人物をもてなす。
(2)街市に貿易を寛容 市は市場の意か。トメ・ピレス『東方諸国記』(二四五、四六四頁)によれば、中国など東方諸国の船は、マラッカでは税を払わず、国王や顕官に妥当な額の贈り物をした上で貿易を行った。琉球もこのうちに含まれるかと思われる。
(3)阿普察都 原文では務布察都とある。
琉球国王尚徳、謹んで満剌加国王殿下に咨す。
諒に惟うに、貴国の徳は黎庶を懐け、恵は隣邦に及ぶ。誠を推め物を待して万里の舟航を来らしめ、善を楽しみ人を愛して四方の商旅を集む。曩者遣使献礼するに、甚だ珍貺を回恵し及び人船の貿易を寛恤して早やかに帰らしむるを蒙り、深く衷に感ず。此の為に特に正使阿普察都を遣わし、通事蔡回保等と同に咨文・礼物を齎捧して詣前し奉謝せしめ、永く前盟を固くす。伏して希わくは賢王殿下、見納すれば是れ美なり。今来らしむる人船の装載する貨物は、仍お乞う、街市に貿易を寛容し早やかに風迅に趁りて回国せしむれば便益ならん。今、奉謝の礼物を将て開坐し移咨す。照験して施行するを請う。須らく咨に至るべき者なり。
今開す
色段五匹 青段二十匹 腰刀五把
扇三十把 大青盤二十個
小青盤四百個 青碗二千個
右、満剌加国に咨す
成化元年(一四六五)八月十五日
正使阿普察都
副使二員
通事蔡回保
読固至麻魯船
注(1)物を待し 人物をもてなす。
(2)街市に貿易を寛容 市は市場の意か。トメ・ピレス『東方諸国記』(二四五、四六四頁)によれば、中国など東方諸国の船は、マラッカでは税を払わず、国王や顕官に妥当な額の贈り物をした上で貿易を行った。琉球もこのうちに含まれるかと思われる。
(3)阿普察都 原文では務布察都とある。