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資料詳細
- 資料ID.
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- 資料種別
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- 資料名
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- 歴代宝案巻号
- {{ryu_data.f10}}集 {{ryu_data.f11}}巻 {{ryu_data.f12}}号
- 著者等
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- タイトル
- 中国暦
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- 西暦
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- 曜日
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- 差出
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- 宛先
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- 文書形式
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- 書誌情報
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- 関連サイト情報
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- 訂正履歴
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- 備考
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テキスト
1-30-24 世子尚元の、冊封使の迎接のため長史梁炫等を遣わす執照(一五六〇、一〇、二九)
琉球国中山王世子尚元、天使の海邦に光賁するを迎接する事の為にす。
切に照らすに本国は嘉靖三十六年(一五五七)、正議大夫・長史等の官の蔡朝器等を差遣し、齎本して王爵を襲封するを奏乞せしむるに、聖恩もて勅を頒ち、差官して皮弁冠服を齎賜し封建せしむ等の因あるを荷蒙す。理として合に上年の封建の事例に照依すべし。今、特に長史梁炫・使者王金・通事蔡朝用等を遣わし、海船一隻に坐駕して夷梢を率領し、福建の処所に前去して天使の船隻を迎接し、導引して国に到らしむ。
今差去する人員は、別に文憑無くば誠に所在の官司の盤阻して便ならざるを恐る。王府、除外に今、宇字十二号半印勘合執照を給して通事蔡朝用等に付し、収執して前去せしむ。如し経過の関津把隘の去処及び沿海巡哨の官軍の験実に遇わば、即便に放行し、留難して因って遅悞して便ならざるを得しむる毋れ。所有の執照は須らく出給に至るべき者なり。
今開す
長史一員 梁炫 人伴十名
使者三員 王金 馬加泥 馬南比 人伴九名
通事一員 蔡朝用 人伴二名
副通事一員 蔡朝俊 人伴二名
管船火長・直庫二名 紅文綵 越度佳美
梢水共に一百二十一名
嘉靖三十九年(一五六〇)十月二十九日
右の執照は通事蔡朝用等に付し、此れに准ぜしむ
天使を迎接/する事の為にす 執照
注*郭汝霖『使琉球録』によると、冊封使吏科左給事中郭汝霖・行人司行人李際春は、この迎接を受けて四十年五月二十八日に梅花を開洋し、閏五月九日に琉球に到着した。
(1)蔡朝俊 一五三二-八一年。屋良通事。久米村蔡氏(儀間家)七世。通事として明へ四回渡航した(『家譜(二)』二五六頁)。
(2)紅文綵 生没年不詳。久米村紅氏(和宇慶家)五世。火長として明へ三回、通事として暹羅へ一回渡航した(『家譜(二)』二〇二頁)。
琉球国中山王世子尚元、天使の海邦に光賁するを迎接する事の為にす。
切に照らすに本国は嘉靖三十六年(一五五七)、正議大夫・長史等の官の蔡朝器等を差遣し、齎本して王爵を襲封するを奏乞せしむるに、聖恩もて勅を頒ち、差官して皮弁冠服を齎賜し封建せしむ等の因あるを荷蒙す。理として合に上年の封建の事例に照依すべし。今、特に長史梁炫・使者王金・通事蔡朝用等を遣わし、海船一隻に坐駕して夷梢を率領し、福建の処所に前去して天使の船隻を迎接し、導引して国に到らしむ。
今差去する人員は、別に文憑無くば誠に所在の官司の盤阻して便ならざるを恐る。王府、除外に今、宇字十二号半印勘合執照を給して通事蔡朝用等に付し、収執して前去せしむ。如し経過の関津把隘の去処及び沿海巡哨の官軍の験実に遇わば、即便に放行し、留難して因って遅悞して便ならざるを得しむる毋れ。所有の執照は須らく出給に至るべき者なり。
今開す
長史一員 梁炫 人伴十名
使者三員 王金 馬加泥 馬南比 人伴九名
通事一員 蔡朝用 人伴二名
副通事一員 蔡朝俊 人伴二名
管船火長・直庫二名 紅文綵 越度佳美
梢水共に一百二十一名
嘉靖三十九年(一五六〇)十月二十九日
右の執照は通事蔡朝用等に付し、此れに准ぜしむ
天使を迎接/する事の為にす 執照
注*郭汝霖『使琉球録』によると、冊封使吏科左給事中郭汝霖・行人司行人李際春は、この迎接を受けて四十年五月二十八日に梅花を開洋し、閏五月九日に琉球に到着した。
(1)蔡朝俊 一五三二-八一年。屋良通事。久米村蔡氏(儀間家)七世。通事として明へ四回渡航した(『家譜(二)』二五六頁)。
(2)紅文綵 生没年不詳。久米村紅氏(和宇慶家)五世。火長として明へ三回、通事として暹羅へ一回渡航した(『家譜(二)』二〇二頁)。