歴代宝案訳注本
1-40-15 琉球国中山王より暹羅国あて、益沙毎等を遣わして自由な交易を請う咨(一四三三、九、一八)

資料詳細

資料ID.
y0934
資料種別
歴代宝案訳注本
資料名
歴代宝案訳注本第2冊
歴代宝案巻号
1集 040巻 15号
著者等
和田久徳(訳注)
タイトル
1-40-15 琉球国中山王より暹羅国あて、益沙毎等を遣わして自由な交易を請う咨(一四三三、九、一八)
中国暦
宣徳80918
西暦
14331030
曜日
差出
【琉球】中山王(尚巴志)
宛先
【東南アジア】暹羅(タイ)
文書形式
書誌情報
和田久徳(訳注)、財団法人沖縄県文化振興会公文書館管理部史料編集室(編)『歴代宝案 訳注本第2冊』沖縄県教育委員会、1997年
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1-40-15 琉球国中山王より暹羅国あて、益沙毎等を遣わして自由な交易を請う咨(一四三三、九、一八)
琉球国中山王、進貢の事の為にす。
照得するに、本国は貢物稀少なり。此の為に今、正使益沙毎等を遣わし、勇字号海船一隻に坐駕し、磁器等の物を装載し、貴国の出産の地面に前到して胡椒・蘇木等の貨を収買せしむ。回国して謹んで大明の御前に進貢するに備う。仍お礼物を備えて詣前して奉献し、少しく遠意を伸ぶ。幸希わくは海納せよ。更に煩わくは今、差わす人船の自ら買売を行うを寛容し、早やかに風に趁りて回国せしめんことを。今、奉献の礼物を将て開坐し移咨す。施行せよ。須らく咨に至るべき者なり。
今開す
官段五匹 青段二十匹
腰刀五把 摺紙扇三十把
大青盤二十個 小碗二千個
小盤四百個 硫黄二千五百斤
右、暹羅国に咨す
宣徳八年(一四三三)九月十八日
通事鄭智を差わす
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