1-23-21　国王尚真の、皇太子への進貢のため正議大夫程鵬等を遣わす符文（一四八五、八、一二）
琉球国中山王尚真、進貢等の事の為にす。
今、特に長史蔡曦を遣わし、正議大夫程鵬・使者泰那等と同に、表箋文各一通を齎捧せしむ。及び智字号海船一隻に坐駕して馬四匹・硫黄四千斤を装載し、京に赴き皇太子殿下に進貢し、仍お礼部に赴き告稟して進収せしむる外、茲の諭遣を承くれば、途に在りて遅滞して便ならざるを得しむる毋れ。所有の符文は須らく出給に至るべき者なり。
今開す　赴京の
正議大夫一員　程鵬
使者三員　馬寧久　王馬佳尼　勃度
都通事一員　梁徳
人伴二十二名
国王附搭の蘇木三千斤・胡椒一千斤・番錫五百斤
成化二十一年（一四八五）八月十二日
右の符文は正議大夫程鵬及び都通事梁徳等に付し、此れに准ぜしむ
進貢等の事　符文

注＊『明実録』成化二十二年四月辛巳の条に関連の記事がある。