1-23-18　国王尚真の、進貢のため正議大夫程鵬等を遣わす符文（一四八三、八、六）
琉球国中山王尚真、進貢等の事の為にす。
今、特に正議大夫程鵬を遣わし、長史蔡璋・使者尤那是古等と同に、表箋文各一通を齎捧せしむ。及び義字号海船一隻に坐駕して馬一十五匹・硫黄二万斤を装載し、京に赴き進貢し、仍お礼部に赴き告稟して進収せしむる外、茲の諭遣を承くれば、途に在りて遅滞して便ならざるを得しむる毋れ。所有の符文は須らく出給に至るべき者なり。
今開す　赴京の
正議大夫一員　程鵬
使者三員　泰那　皮揚那　伊試馬
都通事一員　梁徳
人伴二十二名
国王附搭の蘇木五千斤・胡椒一千五百斤・番錫五百斤
成化十九年（一四八三）八月初六日
右の符文は正議大夫程鵬及び都通事梁徳等に付し、此れに准ぜしむ
進貢等の事　符文

注＊この入貢については『明実録』成化二十年三月乙巳の条に記事がある。